読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ジブンライフ

「自分らしい人生」をテーマにライフハック、オピニオン、マネジメント、時事ネタなど自由に書いています。

「ものの見方」で人生はいくらでも変わる

f:id:t-tane:20150925200321j:plain

今回はポジティブ心理学において重要な考え方の一つをご紹介します。

一つの事実があったとしたら、基本的にその事実は誰が認識したとしても、同じ事実のはずです。

しかし、同じ事実にも関わらず、その事実の捉え方は人によって異なることがあります

これがポジティブとネガティブ、それぞれの考え方の本質的な違いであるといえます。

今回は一つの例として、「コップに水が半分入っている」という事実を用意しました。

 
f:id:t-tane:20150824180452j:plain

 
さて、皆さんはこの事実をどのように捉えるでしょうか?

ポジティブというと少し胡散臭い感じもします。ですが、皆さんをおかしな思想に染めようというわけではありません。

まったく違う二つのものの見方

f:id:t-tane:20151017025615j:plain

「コップに水が半分入っている」という事実に対しては、大きく分けて二つの捉え方が考えられます。

f:id:t-tane:20150824180658j:plain

一つは「まだ半分も水が残っている」という考え方。

もう一つは「もう半分しか水が残っていない」という考え方

こうして言われてみると、なんでもないようなことだと思えるでしょうが、私たちは日常的に、こうした捉え方の判断を繰り返しているのです。

「まだ半分も水が残っている」という考え方はポジティブであるといえます。

それに対して「もう半分しか水が残っていない」という考え方はネガティブであるといえます。

基本的には、この捉え方の違いがポジティブな人とネガティブな人の違いなのです。

多くの人が勘違いしているのですが、世の中で起こった物事自体に、ポジティブやネガティブという要素はありません。

ポジティブやネガティブという意味は、人間がその事実を認識したときに付け加えられるものなのです。

死すら前向きに捉える

f:id:t-tane:20151017025624j:plain

間違いなくネガティブなことであるように思える「死」でも、宗教などによってはポジティブに捉えることがあるでしょう。

本当にその考え方を受け入れているのであれば、死さえもポジティブに捉えることができるのです。

 
「生きがい論」の研究者である飯田文彦氏は、著書の『生きがいの創造 』で死を≪「死」=異なる世界への旅立ちであると共に、次の人生の始まり≫*1というように表現しています。

全身不随でさえも、ものの見方で変わる

f:id:t-tane:20150917145945j:plain

もう一つ、良い例を紹介しましょう。

先日も紹介した、プロレスの試合中のけがで全身不随になり、その後「シンガーソングレスラー」として活躍されているハヤブサさん(前の記事は下にリンクを貼っておきます)。

以下の記事から引用します。
www.sankeibiz.jp

光が見えたのは同じ年の12月。心臓手術をしたことで約1カ月半続いた高熱がスーッと下がってきました。
手術後先生に具合を聞かれ、「最悪です」。
そう答えた瞬間、「俺はしゃべることができるじゃないか」と気付いたんです。それまでは「体が動かない」ことばかり考えていたので、少し気持ちが楽になりましたね。

これも「全身不随になった」という事実は変わりませんよね。

ですが「体が全部動かない」という捉え方ではなく、「体は動かないがしゃべることができる」という考え方に変わったのです。

これもポジティブなものの見方であるということができます。

このようにあらゆる事実は、あなたの捉え方によってポジティブにもネガティブにも捉えることができるのです。

世界はあなたの見方によって変わる

f:id:t-tane:20151013214116j:plain

以上のことから、世の中にあるすべての事実、つまり出来事はあなたと捉え方しだいで、いかようにも姿を変えるということがわかります。

もちろん、日常的な事実の捉え方を変えることは非常に難しいことです。

また、「ポジティブ」という言葉を唱えるようにしたり、無理にすべての事実をポジティブに捉えようとしても意味がありません。

あくまで自然に、自分らしい思考において、ポジティブな考え方をできるようにならなくてはいけません。

ですが、この問題を乗り越えたとき、人はどんな出来事でも乗り越えることができると私は思います。

ハーバード大学出身者の「マインドセット」という考え方

f:id:t-tane:20150925200304j:plain

ハーバード大学修士号を持ち、ポジティブ心理学の第一人者であるショーン・エイカー氏も著書の『幸福優位7つの法則』の法則2「心のレバレッジ化」のなかで同じ考え方を示しています。

この本では捉え方を変えるという考え方を、別の言葉「マインドセット」などといった言葉を用いており、例もたくさん出てきますので、興味のあるかたはぜひ読んでみるといいと思います。

日々の行動を自分の心がいかにとらえているかが、その行動自体よりも現実を決定する*2

まとめ:ものの見方で大きく変わる

f:id:t-tane:20150929195219j:plain

今回は、ものの見方を変えることで、自分にとっての世界のあり方が大きく変わるというお話をしました。

ポジティブな人のほうが幸せであるということは科学的に証明されています。

それは、ポジティブな人に幸せな出来事が集まってきているのではなく、普段起きている出来事をポジティブに捉えていることが、その幸せの要因なのでしょう。

 
しかし、ポジティブ思考は無理にやる必要はありません。それは傍から見ていると少し奇妙に見えてしまうかもしれません。

ポジティブ過ぎると気持ち悪い!ネガティブな感情だって必要だという話 - ジブンライフ

ですが、事実の捉え方次第で私たちはポジティブにネガティブにもなれるということを知っておくだけで、より豊かな人生を歩むことができるのではないでしょうか。

※この記事は8月25日に投稿されたものを編集したものです。

*1:飯田文彦(2012)『[完全版]生きがいの創造』PHP文庫 p.831-832

*2:ショーン・エイカー(2011)『幸福優位7つの法則』徳間書店 高橋由紀子訳 p.101

© Copyright 2016 ジブンライフ. All rights reserved.