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日本人の特徴はジョークで赤裸々になる!国民性を題材にしたジョークを紹介

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日本人はジョークが得意でなく、また真面目な人ほどジョークを嫌う傾向があります。

しかしながら、アメリカではプレゼンなどでもよくジョークを織り交ぜて話すものです。

スティーブ・ジョブズもジョークを混じえながらiPhoneの発表をしましたし、TEDのプレゼンの多くでは笑いがおきます。

そんなジョークには、世界中の国の国民性を題材にしたものが多くあります。

今回は『世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)』からおすすめのジョークを紹介し、外国から日本はどのように思われているのかを紹介しましょう。

1.日本人は集団意識が強い

●早く飛び込め!
ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込むように、指示をしなければならなかった。
船長は、それぞれの外国人乗客にこう言った。
アメリカ人には「飛び込めばあなたは英雄ですよ」
イギリス人には「飛び込めばあなたは紳士です」
ドイツ人には「飛び込むのがこの船の規則となっています」
イタリア人には「飛び込むと女性にもてますよ」
フランス人には「飛び込まないでください」
日本人には「みんな飛び込んでいますよ」*1

日本には「恥の文化」があると言われますが、これは周囲の目を気にするという意識のあらわれです。

個人主義の欧米諸国からするとこれは珍しい光景のようで、東関東大震災でも被害にあった後、冷静にコンビニに並ぶ人たちをみて外国人は驚いたといいます。

このジョークは日本人の美徳を示すともいえますが、主体性のなさを指摘するものでもあるでしょう。

2.日本は技術力がある

●技術者の違い
日本人とロシア人の技術者が、クルマの気密性について話し合っていた。
日本人技術者の話。
「わが国では気密性を試すためには、猫を一晩クルマの中に入れておきます。そして次の日に、猫が窒息死していたら、気密性は十分だと判断します」
ロシア人技術者の話。
「わが国でも、気密性を試すために、猫を一晩クルマの中に入れておきます。そして次の日に、猫がクルマの中にいれば、気密性は十分だと判断します」*2

日本は空気が入るかどうかで気密性を確かめるのに対し、ロシアは猫が抜け出せないくらいの穴なら問題ないと判断するというジョーク。

日本は技術力があり品質が高いという概念があるということがわかります。特にトヨタをはじめとする自動車産業は優れていると思われているようです。

3.日本人は勤勉

●ロウソクのわけ
あるアメリカの大学の期末試験。日本からの留学生スズキは合格だったが、アメリカ人のジョンは不合格だった。ジョンが言った。
「試験に合格するようにって聖ペテロにも聖母マリアにもロウソクの炎を灯してお祈りしたのに、不合格だなんて」
それを聞いたスズキが言った。
「僕もロウソクを灯したけどね」
「そうなのかい? 君たち日本人も、聖人にロウソクを灯すのかい?」
「そうじゃないよ。ロウソクを灯して徹夜で勉強したんだ」*3

日本人の勤勉さは世界でも明らかに異質なようです。

同じ勤勉な国としてよくドイツがあげられますが、ドイツへ留学へいった日本人の知り合いは、あまりの仕事の適当さにびっくりしたといっていました。

きっとドイツ以外の国はもっと日本とは違っているのでしょう。最近では、これだけ勤勉であるのにもかかわらず、生産が低いことを問題視する動きもあります。

4.日本人は時間を守る

●遅刻の対処法
国際的な学会の場で遅刻してしまったために、発表の持ち時間が半分になってしまった場合、各国の人々はどうするだろうか?
アメリカ人……内容を薄めて時間内に収める。
イギリス人……普段通りのペースで喋り、途中で止める。
フランス人……普段通りのペースで喋り、次の発言者の時間に食い込んでも止めない。
ドイツ人……普段の二倍のペースで喋る。 イタリア人……普段の雑談をカットすれば、時間内に収まる。 日本人……遅刻はありえない*4

日本人は勤勉であると同時に時間を絶対に守るといいます。特に電車の発着時刻は特徴的で、ここまで時間を正確に守る電車は世界にはないでしょう。

勤勉で知られるドイツの電車もやはりそこまで正確ではないといいます。それから「事故で電車が遅れたにも関わらず、全然申し訳なさそうにしていなかった!」とドイツへ留学した方が言っていました。

5.日本人はお金持ち

●画廊にて 暮れも押し迫った十二月の寒い夜、ある日本人がパリの画廊に立ち寄った。店内に入った彼は、ゴッホやピカソ、ゴーギャンなどの名画を手当たり次第に買い込んだ。カードで支払いを終えた彼は呟くようにしてこう言った。
「よし。クリスマスカードはこんなもんでいいか」*5

これは少し極端かもしれませんが、やはり日本はお金持ちの国であると認識されているようです。

もっとも日本に住んでいる人たちは、自分たちが世界的にはお金持ちであると必ずしも思っているとはいえません。

それはもちろん国の制度などの問題もあるでしょうが、仕事の忙しさなど、豊かさを感じにくい日本的な文化もあるのかもしれません。

6.日本人は真面目

●浮気現場にて 会社からいつもより少し早めに帰宅すると、裸の妻が見知らぬ男とベッドの上で抱き合っていた。こんな場合、各国の人々はいったいどうするだろうか? アメリカ人は、男を射殺した。 ドイツ人は、男にしかるべき法的措置をとらせてもらうと言った。 フランス人は、自分も服を脱ぎ始めた。 日本人? 彼は、正式に紹介されるまで命式を手にして待っていた*6

ここまで情けない対応はさすがにしないでしょうが、日本人は真面目の代名詞として扱われているようです。

名刺をマメにきっちりと交換するという慣習も、他国から見たら特殊なのかもしれませんね。

まとめ

ジョークは少し極端であるものの、海外からみた日本人のイメージを端的に表しているといえます。

日本人の特徴を知っていなければジョークは言えません。

また、ジョークが好きな人はそれぞれの国の国民性を知っているものです。

ジョークをただのお笑いだとバカにせずに、いくつかのパターンを知っておくとよいでしょう。

特に真面目で英語が得意な日本人はバカにしないでジョークの勉強をするべきかもしれません。アメリカでも英語で「なに」を話せるかが重要ですし、優秀な人のジョークは面白いものです。

*1:早坂隆(2006)『世界の日本人ジョーク集』中央公論新社 p.110-111

*2:早坂隆(2006)『世界の日本人ジョーク集』中央公論新社 p.28

*3:早坂隆(2006)『世界の日本人ジョーク集』中央公論新社 p.90-91

*4:早坂隆(2006)『世界の日本人ジョーク集』中央公論新社 p.135

*5:早坂隆(2006)『世界の日本人ジョーク集』中央公論新社 p.61-62

*6:早坂隆(2006)『世界の日本人ジョーク集』中央公論新社 p.96

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