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嫌いな人が気になるのは自分にないものを持っているから

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嫌いな人の動向が気になってしまうことはよくある。

嫌いな友人のブログ、読むのをやめられない : 家族・友人・人間関係 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

たしかに矛盾しているようにも思えるが、心理的には当たり前の行動だといえる。

人を嫌うということは、あなたはその人に感情を動かされているということだ。なぜあなたが感情を動かされるかというと、それは相手に対してコンプレックスを持っているからである。

好きの反対は無関心

好きの反対は無関心という言葉を聞いたことがあるだろうか。

あなたに限らず、ほとんどの人は周囲の人間に対して無関心である。つまり人のことが気になるというのはまれであり、特別なことである。

あなたが誰かを嫌いになるというのは、その人のどこかに感情を突き動かされる部分があるからなのだ。

人を嫌いになるのは、相手があなたのできないことをしているから

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人を嫌いになる理由はいくつかあげられる。 嫌いな人が気になるという場合、自分にないもの相手がをもっているから嫌いになったということが多い

自分はないから我慢しているのに、嫌いな人はそれを持っているから我慢をしていない。相手は私のできないことをしている。だから気に入らないという具合である。

コンプレックスから人を嫌いになる例

たとえば、あなたが「金持ち」「高学歴」「異性にモテる」というものを持っていないと感じていた場合、以下のように人を嫌うだろう。

  • あの人はお金持ちだからってお金使いが荒すぎる。家計のことを少しは考えたらどうか。
  • あの人は高学歴だから偉そうにしている。ちょっと頭がいいからって偉いというわけではない。
  • あの人は異性にモテるからといって、周囲に愛嬌をふりまきすぎ。

自分がそれを手に入れても嫌いなままだろうか

もしあなたが「金持ち」「高学歴」「異性にモテる」を手に入れたとしたら、同じように嫌い続けるだろうか。おそらく、そんなことは気にもしない。

これは自分がそれをしたいけどできないから、できる人を嫌っているということを示している。 このように、人は自分にないものを羨み、それを持っている人を嫌いになる傾向があることがわかる。

自分にとって当たり前のことでも、嫌われることがある

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ぼくは高校時代、母がしょっちゅう弁当を作ってくれていた。それが当たり前だった。一度も弁当を作ってもらったことのない友人は、それだけのことで悪口を言うことがあった。

しかし、ぼくからすればそれだけのことだが、彼にとっては非常に重要なことだったのだ

お金持ちの人も、お金を持っていない人のことなんて何とも思っていない。ぼくの経験では、お金持ちの子どもは絶対にお金がない人を馬鹿にしたりはしない。そんなことに関心がないからだ

他の人と同じように、お金持ちの人は、まさかそんな理由で自分たちが嫌われるとは思っていない。

嫌いな人が気になるのはむなしいこと

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嫌いな人が気になるというのは非常にむなしいことである。

自分にないものが手に入るものであればいいが、「金持ち(の家庭)」「高学歴」「異性にモテる(容姿)」などすでに手に入らないものを対象にしていることも多い。

結局、相手を嫌ってもどうにもならないのだ。あなたはその人を嫌って不快な感情を持ち続けるだけで何の進歩もない。

嫌いな人が気になるのに嫌い続けるのはむなしい。

まずは割り切ること

まずは割り切ることだ。手に入らないものは手に入らない。それを持っている人を恨んでも意味がない。

ぼくはお金持ちに対してコンプレックスを抱いていたが、気にしすぎてもしょうがないと考えるようになった。

また「お金持ちだからといって幸せになるとは限らない」ということを知り、ぼくの関心は「お金」から「幸せ」へと移った。 幸せはあとからでも手に入るものなのだから、幸せな人を嫌うということもない。

嫌いなのに気になる人はあなたの鏡である

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嫌いな人が気になるときは、その人のどこが嫌いで、その人はなにを持っているのかに注目するべきだ。

そうすることで、自分がなにを求めているのか気づくことができる。

それが手に入るものならば、人を嫌うことなんてせずに手に入れるための努力をするべきである。 それが手に入らないものならば、ぼくが「お金」を「幸せ」に変えたように、あなたの価値観を変えるべきだ

世の中にはアンチと呼ばれる"ファン"がいる。 これもまた、自分にないものを持っている圧倒的な存在を羨ましがっているむなしい存在なのである。

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